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すい臓がんは早期発見・早期治療が大切です。すい臓がんの症状、治療、検査を知っておきましょう!

> 膵臓癌の症状

すい臓がんの症状とは

膵臓癌の初期は無症状が多い


 すい臓がんは進行が早いのとは対照的に、症状が乏しく発見が非常に難しいがんです。特に初期のすい臓がんではほとんど症状が現れず、比較的早期にすい臓がんが発見された患者さんのうち、15%はまったく自覚症状がなかったという調査結果もあります。

 すい臓がんが進行すると、腹痛や食欲低下、体重減少、背部痛、黄疸などが現れるようになります。しかし、これらの症状はすい臓がんに限ったものでないため、これらの症状だけですい臓がんと診断する事はできません。この事がすい臓がんの早期発見を難しくしている原因であるといえます。

 また、すい臓がんに限らず、急性膵炎や慢性膵炎などの膵臓の病気は、すい臓の機能低下による共通した急性症状や慢性症状を引き起こします。一時的に症状が治まったとしても、病気は確実に進行していきますので、速やかに病院を受診することが大切です。

 以下に膵臓癌と診断された段階で患者が自覚していた症状を示します。

  • 腹痛:32%
  • 黄疸:19%
  • 腰背部痛:9%
  • 体重減少:5%
  • 糖尿病の悪化:5%
  • 食欲不振:4%
  • その他不明:11%
  • 無症状:15%

 どれも特徴的な症状ではないために早期発見の指標とするのは難しいですが、膵臓癌患者の6〜8割が糖尿病を合併していることから、糖尿病と診断された際には膵臓癌も疑って検査することをお勧めします。

すい臓がんの症状@ 急激に起こる症状


 急性膵炎や慢性膵炎、すい臓がんなど膵臓の病気はなんらかのきっかけで急激な症状が現れることがあり、その多くは飲酒や脂肪分の多い食事の数時間後に現れます。

 このような症状はしばらくすると治まることもありますが、治ったと安心せず病院を受診することが大切です。膵臓癌の急性症状には以下のものがあります。

  • みぞおちから左上腹部にかけての激痛
  • 背中の痛み
  • 吐き気やおう吐


 また、膵臓の炎症により数日かけて以下のような症状が現れることもあります。

  • 40℃近い高熱(炎症部での細菌感染によるもの)
  • 胃腸の調子が悪い(下痢、お腹が張るなど)
  • 黄疸が現れる(白目が黄色くなる、尿の色が濃くなるなど)


すい臓がんの症状A 慢性的に続く症状


 慢性膵炎やすい臓がんの症状は初期にはあまり現れず、徐々に腹痛や体のだるさ、便の異常が現れるようになります。このような症状では「胃腸の調子が悪いだけ」と思われがちで、病院を受診しない人もたくさんいます。

 しかし、胃腸障害が長く続く場合は一度病院で検査を受けるようにしましょう。すい臓がんなどで慢性的に現れる症状には以下のものがあります。

  • みぞおちから上腹部、背中にかけて痛みが繰り返し起こる
  • 慢性膵炎は進行すると痛みが治まる傾向にあるが、すい臓がんは痛みが強くなる
  • 食欲低下、体重減少
  • 腹部の不快感による全身倦怠感


 慢性膵炎やすい臓がんがかなり進行し、膵臓の機能が損なわれると以下の症状が現れるようになります。

  • 膵臓からのインスリン分泌低下による糖尿病の発症
  • 糖尿病の進行による急激な体重減少、多尿、喉の渇き、低血糖による意識消失
  • 膵臓からの消化酵素分泌低下による便の異常(白っぽい便、ひどい悪臭の便、下痢など)

膵臓癌の原因は一体なに?



すい臓がんの発生場所による症状


 すい臓がんは、がんのできる部位によって症状の現れる時期や内容が異なります。なかでも症状が最も現れやすいのが、十二指腸付近にできる膵頭部がんです。逆に最も症状が現れにくいのが膵尾部がんで、がんが相当大きくならないと症状が現れません。

 すい臓がんと診断された患者さんが感じていた自覚症状には、腹痛や黄疸、腰痛、背部痛、体重減少などがあります。このほか、便通の変化、だるさ、吐き気などもあります。

膵頭部にがんができた場合の症状

 膵頭部にがんができると、6割に腹痛と黄疸、5割に体重減少の症状が現れるようになります。なかでも一番の特徴は「黄疸」です。膵頭部には胆管が通っているため、がんが大きくなって胆管を圧迫し、胆管が狭くなったり、閉塞することで黄疸が発生します。

 ただし、必ず黄疸が起こるというものではなく、胆管から離れた所にがんができた場合は、黄疸が現れなかったり、発症時期が遅れることがあります。

 腹痛は膵臓の中を通っている主膵管が癌のために圧迫され、狭窄あるいは閉塞するために膵液が膵管の中にたまり、周囲を圧迫するために起こります。

 体重減少は上記のように膵管が詰まることで膵液が十二指腸に流れなくなるために消化不良を起こし、栄養の吸収ができなくなるために起こります。この状態が続くと次第に食欲不振や吐き気、嘔吐などの症状が現れるようになり、体重が減少するようになります。

膵体部や膵尾部にできた場合の症状

 膵体部や膵尾部にがんができた場合は症状が現れにくく、症状が現れた時にはすでにかなり進行している事がほとんどです。症状として最も特徴的なのは背中の痛みです。膵臓はとても薄い臓器なので、がんに侵されるとすぐに膵臓を飛び出し、背中側の神経にがんが浸潤します。そのため、背中に強い痛みが発生します。

 そのほかの症状としては、腹痛や食欲不振、体重減少などがあります。どの症状も珍しいものではなく、背中の痛みも筋肉痛と勘違いされることがあります。しかし、そのまま放っておくとどんどんすい臓がんが進行しますので、上記のような症状が現れた時にはっきりとした原因が思い当たらない場合は病院で検査を受けてみる事が大切です。

糖尿病が突然発症したら要注意


 糖尿病とすい臓がんの関係が注目されており、糖尿病患者が健常人に比べて極めて高い率ですい臓がんを発症しやすいことがわかっています。また、がんが発症した後に糖尿病が悪化する患者さんが8%程度いることもわかっています。

 すい臓は血糖値をコントロールするホルモンを分泌する臓器であるので、糖尿病の発症や悪化はすい臓がんの発症を疑う大きな目安になるといえます。すい臓がんは初期症状が少なく、かなり進行しないと症状が現れにくいため、日頃から血糖値を意識することが大切です。

 特に、食べ過ぎによる体重増加などの原因がないにも関わらず、糖尿病が発症したり、悪化した場合には、すい臓の何らかの異常を疑う必要があります。

健康診断での早期発見は何%??




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